出産の記録② 〜出産日当日(無痛・麻酔分娩)〜

 

 

2021年

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出産日当日の記録!

(出産の記録①の続き)

 

タクシーで病院に到着!

この時の時刻は、おおよそ0時頃。

 

夜間通用口で受付を済ませ、LDR室へ向かう。

数分おきに激痛が襲ってくるので

部屋に向かっている間、息も絶え絶え…

 

無事LDR室に到着し、診ていただくも、

子宮口の開きは1cmと言われ絶望…涙

 

これでもまだ前駆陣痛なの!?本陣痛ってどんな痛み!?

と思いながら、ベッドの上で痛みに耐えていると、

”鼻から吸って口から吐く”の呼吸法を教えてもらう。

 

「ほら、痛くても眉間に皺寄せないよ〜!皺、残っちゃうと嫌でしょ〜!?ゆっくり鼻から吸って〜、ゆっくり口から吐く〜。はい上手!その調子!」

と声をかけてもらいながら、痛みではなく、呼吸に集中。

(全集中、妊婦の呼吸。)←何

 

大体ワタシは20回呼吸をすると、

痛みが収まることがわかり、

耐えて20回呼吸すれば乗り切れる…!と、

意外に冷静に考えてたりしたなあ。

 

しばらくすると、

「まだ時間がかかりそうなので、軽食を済ませて頂いた方が良いかもしれません。」

と言われ、そういえば夕飯を食べていなかったことを思い出す。

 

旦那に近くのコンビニでサンドウィッチを買ってきてもらい、

痛みと痛みの間に無言で頬張る。

痛みの波が襲ってきたら、また呼吸法を思い出し、鼻から吸って口から吐く。

旦那が隣で一緒に呼吸をしてくれたのが、結構救いになっていた。

 

それから、たしか夜中の3〜4時頃、

助産師さんから足湯の提案をして頂く。

身体が温まると、痛みが少し和らぐかもしれないとのこと。

「せっかく病院まで来たのに無駄足にしたくない…!」

という気持ちが強く、

提案頂いたものは全てやる気満々。

 

お湯に足を入れると、少し心がほっとする。

冷めたお湯を何度か替えていただき、

2〜3時間ほど経っただろうか?

引き続き定期的に痛みに襲われるも、

なんとなく今までより和らいだ感覚。

この時、窓の外が少し明るくなってきてた気がする。

 

再び子宮口の開きを診てもらうと、3cmまで拡大!

身体が温まって、リラックス出来ていたみたい。

 

「足湯も良いですが、入浴して全身温めませんか?あちらにお風呂があるので。」

とさらに提案して頂き、

立ち上がれるか不安だったものの、なんとかお風呂に向かうことに。

 

そしてどうやらこれがワタシととても相性が良かったらしく、

入浴を終えると、なんと子宮口が7cmほどまで拡大!!

入浴中、「産まれるんじゃないか!?」

と思うくらいの激痛に耐えて良かった笑

 

本当は5cmまで開いたあたりで麻酔を投与する予定が、

想定外に開いてしまい、そのまま自然分娩することを提案される。

 

しかし、この後の激痛に耐える自信がなかったので、

急いで麻酔を投与することに。

(開きが早いと、麻酔が回る前に産まれてしまうこともあるとのこと。)

 

麻酔科の先生を待つ間、

今までで一番強い痛みに襲われ、

唇がワナワナ震え、呼吸法だなんて言ってられなくなる。

お風呂の効果、絶大だった…

 

旦那が部屋から退室し、麻酔科の先生が到着。

 

先生「あれ、結構開いてますね。」

助産師「そうなんです、湯船に浸かったら急に開きまして…」

なんて会話が小さく聞こえ、

「良いから早く投与してくれー!」

と思っていると、

「ではいきますね。」

という声と共に、

背中に少し刺さるような感覚。

陣痛に比べたら、チクっとなんて全然痛くない。

 

それから、ジワーっと体中が温まっていき、

嘘みたいに消えていくさっきまでの激痛!

ナニコレ、何この魔法!!感動!!

 

旦那が部屋に戻る頃には

笑顔が見せられるくらいすっかり元気になり、

別人のようだと驚かれるw

ほんと、さっきまでの自分と別の身体みたい。

 

それから麻酔の効果で陣痛が弱まり、

促進剤を打ちながら赤ちゃんが降りてくるのを待つ。

 

「ウンチが出るような感覚があったらナースコールしてください。それ赤ちゃんなので。」

と言われ、そこから結構長期戦だったが、

やっとこさそのような感覚があり、

婦人科の先生1名と助産師さん4名が入室。

 

「ウンチをするような感じで、お腹に力入れてください!」

と言われ、人生初めてのいきみ。

 

少し会陰切開されつつも、

いきみがめちゃくちゃ上手かったらしく、

3回ほど力を入れたところで

とうとう子が爆誕!!!!!!!!(歓喜)

麻酔の投与から約6時間、病院到着から約14時間。

 

全く痛くなかったので、

頭が出てきたところを冷静に見れたり、

旦那と一緒に感動して泣くなどでき、

個人的には無痛(麻酔)分娩にして良かったと心から思った。

 

こうして、3,406gの新しい生命と出会い、

”わからないけどハッピーな毎日”がスタート。

 

出産はゴールではない、スタートだ!

 

 

 

2021年8月29日